コラム

ロードバイク業界のマーケティングを考えてみる

どうも、sayranです。

今日も雨のため、ロードバイクには乗らず。。。です。

土曜日は平日の疲れがあるので、なかなか乗れないですね。

今日は、体感的にブームが終わった?と感じられるロードバイク業界の現状とマーケを考えてみたいと思います。

ブームは終わった?落ち着いた?

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土日にロードに乗るようになって気づいた事があります。

  • ガチ勢が増えた、というよりガチ勢しかいない
  • 昔よく見たグルメライドみたいな方たちを見かけない
  • 全体的に数が減った気がする

多分ロードバイク業界の市場は縮小傾向に向かっています。

なんでも、ワイズロード大宮店も閉店したそうです。

エントリー層は必要なのか

ガチ勢だけでいいじゃないって言う気もしますが、エントリー層は必要だと思います。

  • 競技人口が少ないとイベントも開催されない
  • 需要の母体が大きくないといつまでたってもパーツ類の値段が下がらない
  • ツールで勝てるような選手が出てこない

出ようと思っていた彩湖のクリテリウムの要綱はまだ出ていません。

参加人口が少ないといい事ないですね。

現実的な問題として日本の交通事情などありますが、今回はそのあたりの問題は無視してマーケ的にどうしたらいいか考えてみます。

マーケティングの専門家の方がいたら記事にしてほしいところです。

中途半端なブランディングを見直す

ロードバイクの一般的なイメージとして

  • お金がかかる
  • 中高年層のお金に余裕がある人の趣味
  • ちょっと敷居が高い気がする
  • サイクルジャージが少し違和感

ここでポイントとなるのは、サイクルジャージとお金だと思います。

欧州の自転車文化をリスペクトするのはいい事だと思いますが、これをそのまま日本に持ってきても文化が違うので根付くのが難しい。

なんとなく高貴な感じがするイメージを変えたほうがいいと思います。

気楽に取り組めるようにする。。。ではダメ?

ロードに乗るにはサイクルジャージを着て、ビンディングシューズを履いて。。。金もかかるしいちいち面倒です。

普段着にフラットペダルで気楽に乗ってもそれなりに楽しい。これが大事ですね。

この点はMTBを見習ったほうがいいと思いますが、そのMTBも市場がますます縮小しているようです。

気楽に乗れるようにしたくらいでは、ダメなのでしょうか。

時間コスパが悪いのが致命的?

現代人はますますインスタントな物に惹かれているようです。

ランニング、ジムの筋トレなど、合理的で時間コスパがいいです。休日の時間を半日以上趣味に使う時代ではないのかもしれません。

ロード界の中でもズイフトが流行っているのは象徴的ですね。

確かに時間コスパが悪すぎるのは同意ですが、遠出の思い出はプライスレスだと思うんですけどね。。。

日本と欧州、米国では何が違うのか

欧州は重厚なサイクリング文化があるのでずっと昔から自然と根付いています。アメリカではもっぱらロードよりMTBで山に行く方が主流だそうです。

遊びの概念が違うのかもしれません。欧州では遊びといえば山や海にいって自然と遊ぶのが一般的となっています。

アメリカでもそんな感じでしょう。

日本の場合の遊びとはどんなものを指すのでしょうか。言われてみると、休日はみなさんどんな遊びを楽しんでいるんでしょう?

やっぱり文化の違いも見逃せないポイントかもしれません。

ブームは10年サイクル。次を待つしかない?

ロードバイク文化がイマイチ根付かない理由をまとめてみます。

  • 金がかかる
  • 何となく敷居が高い
  • 時間コスパが悪い
  • 趣味の概念、文化の問題

こういう現状を踏まえてどのようなマーケティングが有効なのでしょうか。

金と時間のネックを超えたロードバイクにだけある訴求ポイントは、何でしょうか。

乗ってる時にしかわからない楽しさがあるので、まずは乗ってもらうしかないんですが。。。

なお、グルメ系はダメだったようです。本格的に走って沢山食べるのは無理がありますよね。走る理由付けをしていただけとしか思えません。ランニングイベントでそういうのは聞いたことないです。

こういう訴求ポイントがありますよって方がいましたら是非教えてほしいです。

ブームのサイクル

ロードのブームは今回で2回目ですかね。最初はずっと昔のダブルレバー時代だったと思います。大人が乗っててすごいなぁと思った記憶があります。

今回のブームが2009年くらいからだったと思いますが、10年なのでひとまず落ち着いたってところでしょうか。

MTBも一時期ブームがありましたが、今はルックMTBがブームの遺産として残っています。

ロードバイクの自転車通勤はオススメですよ

散々書いていますので改めて書きませんが、エントリー層のすそ野を広げるには一番いいと思うんですよね。

まずは、便利さと快適さを体験してもらうのが一番いいと思います。

これはMTBにも言えることですが、生活に近いところにスポーツ系自転車を置いておくというのは大事です。


昔のブームの時にはツールなんて異世界の出来事でしたが、今回のブームでは当たり前にツールで完走する選手がでてきました。

次にくるブームではステージ優勝くらいする選手が出てくるかもしれません。

それまでに、国内のレース環境を維持していてほしいのですがどうなんでしょう。

なにか終わってしまったものを懐かしむ感じになってしまいましたが、実際に終わってるのかどうかわかりません。

マーケティングを行う上では、ブランディングの再構築と、日本の風土にあった活用法を提案したほうがいいですね。

時間コスパの悪さを超えるものが提供できるといいんですが。

今後こちらのブログでは、ライド関連で乗る楽しさを提供していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

おわり

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